ミニPCを買った(買ったのは5月)
前々から特に理由もなく欲しかった。
中華製ってのは重々承知している。
でもミニPCってのは
ロマン
なんだよ!!!!!
で、何かの拍子にスイッチが入ってAmazon物色してた。
そんで、買った。
欲しいと思った時が買い時ってことで。
買ったのはこれ。
メモリ32GB、SSD1TB
本当はminisforumのUM773SEが欲しかったけど、在庫復活しないから…。
最近流行りのN100にしようかと思ったが、せっかくならちょっと性能がいいCPUにしてみるかなと思って
ベンチマークやら値段やら比較してこれにした。
なんかプロモーション割引とかで3割引きの45000円ぐらいでだった。
ぶっちゃけオーバースペック。
NIC2つもいらんし、家のモニターはHDMIとVGI接続のやつしかない。
ただ必要十分なスペックのやつだとこれよりだいぶ高いのしかないんだよな。
スペックだけ見ると会社PCよりずっといい。
会社PCのスペック
CPU:i7-7700
メモリ:16GB
HDDやで。
仕事するときには何一つ不便はないんだどね、
我ながらよくこれで常時仮想動かして仕事してんなと思う時がある。
日頃のチューニングのたまものやね。
VGIのモニターに繋ぐ用のケーブルも一応買った。
一番安いやつ。開封の様子
で、起動していろいろ設定したメモを残す。
このメーカーに限らず、中華製PCは何が仕込まれてるのかわからないからクリーンインストールしろとよく言われているが、
何が仕込まれてるか見たいじゃん?
というわけで起動してネットには繋がず雑に初期設定をする。
初期セットアップされているわけではないようだ。
言語とキーボードは日本語を選んだが、キー配列が英語キーボードになっていた。
(@押したら[が出てくる)
あとで初期化するのでとりあえずスルー。
アカウント作るときに最近のwin11にありがちなMicrosoftアカウント入力を強制してくるってのは無かった。
パスワードは万一(キーロガー)を考えクッソ適当なやつにした。
立ち上がったのでまずライセンスチェック。
slmgr /dliを実行。
結果「OEM_DM Channel」だった。
意外だな。
続いてプロダクトキーを確保しておく。
会社自PCのwin10だと「wmic path softwarelicensingservice get OA3xOriginalProductKey」で取れるんだけど、
取得できなかったので、以下のvbsを実行。
https://gist.github.com/craigtp/dda7d0fce891a087a962d29be960f1da
取得したキーを古の容量小さすぎて大した使い道もないから捨てるのを待つだけだったUSBメモリに保存した。
USBの中身はミニPCに刺す前に念のため消しておいた。
続いてレジストリとタスクスケジューラーの目ぼしいタスクをエクスポートし保存。
こちらは完全に興味本位というやつ。
ついでにsystem32/drivers/hostの中も覗く。
こちらはデフォルトのままだったので特に面白みはなかった。
最後にFontsファイルを覗く。
Windowsはアップデートでフォントが増えたり減ったりするから、目ぼしいフォントはとりあえず確保しておく趣味がある。
さすがに全部見ていたらキリがなかったから、プレビューでいいなと思ったやつに絞って確保。
今回確保できなくても、またいつか出会うことができる日がきっと来るやろ。
というわけで諸々の確保が終わったので、クリーンインストール。
設定画面からPCの初期化って選択肢もあるらしいけど、それだと解決しなかったトラブルの類があるらしく
やっていることは別物の可能性もあるなということで、面倒だけどクリーンインストールを選択。
ざっくりした手順としては、
1.事前に買っておいた32GBのUSB(599円)にインストールメディアを作成
2.ミニPCに刺す
2.5.UEFI/BIOS設定でブート順序を変更してUSBを1にする(自分のは最初からなってた)
3.Windowsのセットアップ画面が出るので流れに沿ってボタンポチポチ
キーボードまたは入力方式のところはMicrosoftIMEが初期値だったがなんとなく日本語を選択
4.今すぐインストール
5.ライセンス認証のところは再インストールなので下の「ライセンスがありません」を選択
6.オペレーティングシステムはもともと入ってたやつを選択(Pro)
7.インストール方法は「カスタム」を選択
8.インストール場所の選択では、パーティションが4つぐらいあったが全部削除(これによりデータは消える)
全部削除したら、「ドライブ0の割り当てられていない領域」を選択し次へ
これでクリーンインストールされた。
再起動後USBを刺してる関係で再度セットアップ画面が出てくるので、
「コンピュータを修復する」から「PCの電源を切る」。
これでUSBを抜いて起動しなおせばよい。
詳しい手順はググってくれ。
あとはいつものように初期設定。
2回目の初期設定では1回目では出なかったMicrosoftアカウント入力強要があった。
アカウント連携絶対したくないマンとしては何としてでも回避したかったので、
Shift+F10でコマンドプロンプト立ち上げて回避するやつで無事回避。
ちなみにクリーンインストールの時点で諸々のドライバ類が消え去っていて、
Bluetoothのキーボードとかwifiに繋げなくなるから
人によってはここで詰むらしい。
詰みたくない人はインストールメディアに必要なドライバ類を入れておいて
クリーンインストール時にドライバを入れるというのをやっておくとよいそうだ。
ここからは通常初期セットアップ。
まずは高速スタートアップ無効化、WindowsUpdateをあてる、再起動後レジストリをバックアップ(趣味)。
Sysmain系のいらないサービスを無効化、いらないアプリ(Onedriveとかニュースとか)をアンインストール、以前のバージョンのIMEを使う。
タスクバーのいらんやつを非表示、アプリがバックグラウンドで動かないように変更。
右クリックメニューをwin10ライクに、エクスプローラのホームとかギャラリーの表示を消す。
詳細な電源設定の変更でハードディスクの電源を切る時間を0にしたり、プロセッサの電源管理の最大を99%にしたり。
あとは公式サイトから落としてきたドライバを入れなおしとか、
sfc /scannowしたり、クリーンアップ…というところでようやく一息ついた。
本当はエクスプローラーの外観自体をwin10のやつにしたかったんだけど、
以前あったレジストリ設定するやつが対策されたのか変わらなくなっていたので
しかたなく開発ツールをタスクバーにピン止めして対抗。
全てが面倒すぎるのでバッチ化してえ。
ひととおり設定して、何も動かしてなくても常にファンが回っていて電源周りが熱いので
まだまだ戦いは続く模様。
ミニPC(特に中華製)というのは最低限上記のことができる・わかる人間でなければ、買わない方がいいと思う。
たぶん自分のレベルがミニPC買うのが許される最低ラインかと思われる。
・わからないことを調べて理解することができる
・商品のレビューからトラブル情報とその対応方法を収集できる
・排熱に問題があるというのを認識し対策を講じることができる
ぐらいは最低限できないとダメな気がする。
じゃないと熱でそのまま本体やられて即ジャンク化ってのはありそう。
Amazonレビューにも「wmic path softwarelicensingservice get OA3xOriginalProductKey」でプロダクトキーが取れないとか@が入力できないとか
クリーンインストールしたらwifiに繋がらないとか言ってる人普通にいるもんな。
買ってから3か月ほど経とうとしているが、今のところ問題なく動いている。